「知らない人がインターホンを何回も鳴らしてくる」「夜に何回もインターホンを鳴らされる」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一人暮らし歴15年の著者が知らない人からインターホンを何回も鳴らされる理由と対処法をご紹介します!
この記事を読むと、インターホンを鳴らされた時の正しい対処法が分かり不安を解消できるようになるのでぜひ参考にしてください。
知らない人がインターホンを鳴らしてくる理由
営業目的
NHKの集金人
NHKの集金人は、テレビの受信料を徴収するために訪問してきます。一人暮らしを始めたり、引越しをしたタイミングで訪問してくることが多いです。契約するまで何度も訪問してきます。
NHKの集金人を装い、現金を騙し取ろうとする詐欺もあります。NHKの集金人はその場で現金を受け取ることはないため、その場で受信料の支払いを求めてきた場合は詐欺なので注意しましょう。支払いは公式サイトや電話からでもできるため、訪問される必要はありません。不審に思った場合は、直接NHKに問い合わせましょう。
新聞の訪問販売
新聞の購読契約を結ぶために訪問してくる販売員がいます。今契約すれば特典がある、割引するなどを提示し契約を迫ってきます。必死に営業を仕掛けてくるので何時間も話を聞かされてしまうことも。
一度契約をしてしまうと、解約しにくい場合もあるので、本当に契約して良いのか、契約内容に不審な点がないかを確認しましょう。
新聞が不要と思っていても、曖昧な態度を取ると販売人は契約が取れるかもしれないと考えて新聞の契約を迫って何時間も営業をかけてくることがあるので、いらない場合は毅然とした態度でいらないので帰ってくださいと伝えるようにしましょう。
インターネット回線の訪問販売
プロパイダや光回線などの通信会社のスタッフが、新規でインターネット回線の契約を取るために訪問してきます。信頼できる会社か、価格が高すぎないかなどを確認するためにも、契約前には詳しく説明を聞き、料金やサービス内容を把握するようにしましょう。
よく分からないからとりあえず契約してみようといった安易な気持ちで契約してしまうと、料金が高いのに通信速度が遅かったり、解約時に違約金を求められたりすることがあるので注意が必要です。
訪問販売にきたインターネット回線の会社だけでなく、他の会社のプランや内容と比較して不審な店や料金に大きな差がないか確認しましょう。
不用品の買取業者
不用品を買い取るために訪問する業者もいます。特に高齢者をターゲットにしていることが多く、不要になった価値のないものを買い取ってくれると訪問してきますが、実際には価値のあるものを低価格で買い取る詐欺もあるので信頼できる業者かは確認するようにしましょう。
不用品を売却する場合は、訪問してくる業者にそのまま頼むのではなく、信頼できる業者かサイトや口コミを確認し、複数の業者を比較して見積もりを出すようにしましょう。
宗教の勧誘
宗教の勧誘をするために訪問する人もいます。訪問された時に、一度でてしまうと執拗に勧誘してくるようになるので居留守を使いましょう。
居留守を使うとポストに宗教の勧誘のためのチラシを投函されることもありますが、投函されたら捨ててしまいましょう。
工事のお知らせ
作業着で訪問してくる人は工事のお知らせをしてくることが多いです。マンションの近くで工事をすることになった場合、事前に騒音が出ることを知らせるために訪問してくることがあります。
工事のお知らせは事前にポストに投函されることが多いので、通知がない場合はインターホン越しに話を聞いたり、後で訪問してきた作業員の会社に直接問い合わせるようにしましょう。どういった工事内容なのか、どれくらいの期間工事をするのか、どれくらい騒音が出るのかなど納得できるまで確認しておきましょう。
会社のロゴが入った作業着を着ているからといって信頼できると思ってはいけません。詐欺や暴漢の可能性もあるため、訪問の理由や会社名、担当者名を確認し、必要であれば会社に直接問い合わせるようにしましょう。
荷物の配達
宅配便の配達
宅配便の配達員は、荷物を届けるために訪問してきます。インターホンのカメラで荷物を持っていることは確認することができます。荷物を頼んだ覚えがない場合や、不審に感じた場合はドアを開けずに配送業者に本物かどうか確認するようにしましょう。
女性の一人暮らしや子どもしかいない時間帯などは、在宅中であっても対面しなくていいよいに置き配を頼んだりインターホン越しで対応しましょう。
郵便物の配達
郵便物の配達でも訪問してくることがあります。郵便局員も、重要書類や書留を届ける際に本人確認のために訪問してきます。郵便局員が本物かどうか確認するために身分証明書を確認するようにしましょう。
身分証明書の提示を拒否する場合や、怪しい場合はドアを開けずにインターホン越しでの対応に留め、警察に連絡しましょう。再配達依頼も公式サイトや電話で行えるので訪問された際に無理して対応する必要はありません。
管理人
物件に関する連絡
マンションやアパートの管理会社や管理人が、物件に関する連絡事項を伝えるために訪問する場合があります。建物のメンテナンスや清掃、消防設備の点検などがあります。基本的に事前に連絡してくるため突然の訪問は詐欺の可能性が高いので対応しないようにしましょう。
緊急時
水漏れや火災などの緊急時に管理人が訪問してくることがあります。管理人や大家さんと顔見知りでない場合は身分証明書を確認するようにしましょう。怪しい時や不審に思った場合は管理会社に電話して本人かどうか確認しましょう。夜間や休日は特に危ないので注意しましょう。
警察
事件や事故の調査
マンションやアパートの近くで起こった事件や事故の調査のために目撃情報などを確認するために訪問することがあります。警察は本人であることを証明するために警察手帳を持ち歩いているので持っているか確認しましょう。詐欺などのために偽の警察手帳を持っている場合もあるため、少しでも不審に感じたら警察に連絡しましょう。警察に電話する際は訪問者の名前や警察手帳の情報、胸元のバッジ番号を伝えましょう。
防犯活動
防犯や交通事故の防止を目的として警察が巡回連絡を行う場合があります。地域の安全対策や防犯情報の共有、警察への要望や意見を集めたり地域住民とコミュニケーションをとります。
深夜や夜に知らない人が何回もインターホンを鳴らす時の対処法
まずは深呼吸
深夜に見知らぬ人が訪問してくることにパニックを起こしてどうすれば良いか分からず慌ててしまいますが、まずは深呼吸して落ち着きましょう。状況把握をして、家族がいる場合は全員で状況の共有。一人暮らしの場合は家族や友人に助けを求めましょう。
インターホンのモニターを確認
訪問者の顔や服装、持ち物を確認しどういった理由で訪問しているかを確認しましょう。年齢や性別など分かる情報を収集しましょう。不審者はモニターに映らないように顔を隠していたり、カメラに映らない場所にいたりします。
部屋の電気をつける
空き巣などの犯罪が目的の場合、人がいないことが分かると侵入してくる場合があります。そのため、部屋の中に人がいることをアピールするために電気をつけましょう。不審者は人がいることが分かると諦めることが多いです。リビングや玄関の電気をつけたり、テレビやラジオをつけて人の話し声を出し生活音を出すことも効果的です。
居留守を使う
知らない人や不審者が何度も訪問してくる場合は、迂闊に出てしまうと危険なこともあるので居留守を使い自分の身を守るようにしましょう。あまりにもしつこい場合は警察に連絡してパトロールを強化してもらいましょう。
インターホンを録画機能付きへ交換
新しいインターホンには録画機能がついているものが多いです。録画機能月のインターホンであれば、不審者の顔や服装などの情報をそのまま警察に伝えられるので不審者の特定や犯罪の証拠を伝えやすくなります。録画していることを知らせるステッカーを貼るだけでも犯罪抑止の効果はあります。
知らない人が毎日インターホンを鳴らしてくる理由
営業
知らない人が毎日インターホンを鳴らしてくる理由で最も多いのは営業です。インターネット回線や新聞、NHKなど契約を取るために何度も執拗に訪問してくることがあります。曖昧な態度では何度も営業をかけてくるので毅然とした態度ではっきりと不要であり契約するつもりはないと伝えましょう。伝えても訪問してくる場合は警察や消費者センターに相談しましょう。
荷物の配達
通販で買った商品の配達や、個人情報の確認が必要な重要書類などの確認で訪問してくることがあります。訪問してきた時は本物かどうかを確認するために、身に覚えのある荷物かどうかを確認し、知らなければ対応せずに宅配業者や郵便局に確認しましょう。
不審者
空き巣や詐欺などを目的として住人が在宅している時間を把握するために何度も訪問してくることがあります。家の様子を伺っているため、ドアを開けずに警察に不審者情報の提供をするようにしましょう。
知らない人が部屋に入らないようにするための侵入者対策
防犯カメラの設置
侵入者の情報を記録するために防犯カメラを設置しましょう。撮影された映像は何かあった場合の証拠として使用することができます。予算的に難しい場合はダミーカメラでも効果があります。
センサーやアラームの導入
空き巣などからの侵入を防ぐためにセンサーやアラームなどのセキュリティシステムを導入しましょう。窓やドアにセンサーを設置することで、侵入者が入ろうとした場合に警報がなるようになります。空き巣などの不審者は大きな音や光を嫌がるため犯罪抑制に効果があります。
扉や窓のセキュリティ強化
不審者は扉や窓から侵入してきます。そのため、侵入を防ぐためピッキング対策として防犯性能の高い鍵へ変更したり、ドアチェーンや補助鍵、窓への防犯フィルムの貼り付けなどをすることで侵入者が侵入に手間取り諦めてくれるようになります。
知らない人がインターホンを鳴らしてくる場合の法的な対処法
住居侵入罪
インターホンを鳴らすために居住者へ許可を取らずに敷地内に侵入してきた場合、正当な理由がなければ住居侵入罪となる場合があります。3年以下の懲役または10万円以下の罰金が課せられるので警察へ通報しましょう。
迷惑防止条例
インターホンを何回も鳴らしてくるなどの悪質な行為は迷惑防止条例となる場合があります。自治体や地域によって異なりますが、罰金の支払いや拘留されることもあります。時間帯や何回してきたかなどの詳細な情報や、証拠となる映像や画像なども合わせて警察に通報しましょう。
知らない人がインターホンを鳴らしてくる場合に警察に連絡する手順
まずは訪問者を確認
インターホンのモニターを確認し、訪問者が誰か、年齢や性別などの情報を把握しましょう。インターホンがない場合は、覗き穴や窓から見るなど相手にバレないように慎重に対応しましょう。
対応するか判断
訪問者が知り合いや信頼できる人と分かればドアを開けても良いですが、不審者や信用できないと感じた場合はドアを開けて対応はしないようにしましょう。インターホン越しに身分証明書の提示などを求めるか居留守をしましょう。
警察へ通報
何回も執拗に訪問してくる場合や、不審者であると感じたら警察に通報しましょう。通報時には、訪問者の特徴や行動、訪問してきた日時など詳しく説明できるようにしておきましょう。インターホンの映像や画像など不審者を特定できる情報があれば提供できるようにしておきましょう。警察に通報することでパトロールを強化してくれたり、不審者に対応してくれることがあります。地域全体の安全性向上にもつながります。
知らない人が何回もインターホンを鳴らしてくる場合の対処法
居留守を使う
一人暮らしや子どもしかいない時間帯の場合、もし何かがあったとしても対処できない可能性があるのでドアを開けずに居留守を使いましょう。自分の身を守ることにつながります。
監視カメラの設置
監視カメラを設置することで不審者の顔や服装や持ち物などの情報を証拠として警察に提供できるようになります。また、監視カメラがあることで不審者が訪問を諦める効果もあります。ダミーカメラでも同様の効果があるので予算や設置場所の都合で監視カメラが設置できない場合はダミーカメラもありです。
管理会社へ連絡
管理会社や大家さんに不審者の情報を提供することで、訪問者へ注意を促してくれることがあります。また、不審者に関する張り紙の掲載など防犯のために必要なことを対応してくれる場合もあります。
警察に通報
上記の対処法を試しても効果がない場合は警察に通報しましょう。警察がパトロールを強化してくれたり訪問者へ声かけをしてくれることで訪問が収まる可能性があります。
まとめ
知らない人がインターホンを何回も鳴らしてくる理由と対処法をご紹介しました。
営業目的や工事のお知らせ、荷物の配達など訪問理由は様々ですが、信用できる人物かどうかを確かめ少しでも怪しいと思ったらインターホン越しに対応し警察へ通報するようにしましょう。