「一人暮らしが向いていないから実家に帰ろうと思っている」「将来のために貯金をしたい」「実家に戻るか一人暮らしを続けるか悩んでいる」というような悩みを持っていませんか?
そんな悩みを解決するために、今回の記事では一人暮らしと実家暮らしを繰り返した著者が実家に戻る前に考えるべきポイントや実家暮らしのメリットデメリットをご紹介します。
この記事を読めば、自分にとって一人暮らしと実家暮らしのどちらが良いか迷わなくなります!
実家に戻る前に考えるべきこと
金銭面
一人暮らしは生活費を全て自分で払う必要があるため、家賃や光熱費、通信費など経済的に大きな負担がかかります。実家に戻ることでそれらのお金が浮くので使えるお金が増えます。
例えば家賃や光熱費などで月10万円かかっている場合、そのお金を趣味や貯金、自己研鑽に使うことができます。奨学金の返済や、貯金を増やしたい時、働けなくなった時など金銭面に不安がある場合は実家に戻ることで負担を軽減できます。
ストレス面
実家暮らしでは家族との関係性も重要です。一人暮らしでは、何時に帰っても問題ないですし、小言を言われたりすることもないのでストレスフリーに過ごすことができます。
ですが、実家暮らしではそうは行きません。親が過干渉な場合はストレスが溜まります。自分の部屋がない場合は周りに人がいる時間が増えるので些細なことでイライラしてしまったり、自分の部屋があったとしても家族の騒音が聞こえたり共有部分で過ごす時にテレビの取り合いなどで自分の思うようにできずにモヤモヤしたりすることもあります。
時間面
就職や転職をした際に、実家から通うことで通勤時間を短くすることができるようになることがあります。空いた時間で勉強をしたりショッピングしたりとやりたいことができる時間を増やすことができます。
その代わり、一人暮らしではお風呂やご飯のタイミング、ゲームなど自分の好きな時にできていましたが家族の都合に合わせる必要があります。友人との夜遅くの通話などもうるさいと言われてできなくなってしまうこともあります。
将来面
実家に戻る場合、今後どうするかを予め考えておく必要があります。
一人暮らしをしたことで、家事や自立心など成長している部分もありますし、キャリア的にも実家暮らしに戻って問題ないかを考えておく必要があります。
一度実家に戻って貯金をある程度貯めたら再び一人暮らしをする、実家に戻ることで転職をする必要があり空白期間ができて今後の転職に不利にならないかなど総合的に考える必要があります。
一人暮らしから実家に戻る際のストレス対処法
一人暮らしから実家に戻る際に気をつけたいこととしてストレスへの対処法があります。
家族との距離感を一定に保つ
自分の部屋があったとしても、リビングやキッチンなどの共有スペースで過ごす時間が増えるため1人の時間が少なくなります。仕事や学校終わりで疲れて1人で過ごしたい時に親が話しかけてきてイライラすることも。
家族だからといってなんでもやって良いわけではありません。一定の距離を保つことでお互いにストレスを溜めずにいることができます。家族に今は疲れていて話したくないから距離を置いてほしいと伝えたり、公園や喫茶店で時間をつぶしたりして一定の距離を保つようにしましょう。
親からの小言はスルーか意見を伝える
何気ない一言でも親からの期待やプレッシャーは負担に感じるものです。小言を言われた時はスルーをするか、傷つくから言わないでほしいなど自分の意見を伝えるようにしましょう。
結婚はいつするの?転職はいつになるの?など本人は触れてほしくない小言は大きなストレスになります。コミュニケーションを通じて自分の考えを伝えるようにしましょう。
自分の時間を大切にする
一人暮らしと違い、家族と過ごす時間が増えるため自分の時間が少なくなってしまいます。趣味や仕事、勉強などの時間を確保しにくくなるため、自分で時間を作る必要があります。
早朝に早起きしたり、深夜寝る前の時間を使ったりするようにしましょう。ストレス発散のために好きなことをする自分の時間を作ることは大切です。
また、意識的に自室で過ごすことで家族と会う機会が減り喧嘩のきっかけも減らすことができます。イヤホンや耳栓を活用することで話し声や雑音などもシャットダウンしてストレス軽減できます。
家で過ごすためのルールを共有する
実家で過ごすと家事分担をどうするか、夜の何時には静かにするかなどの細かいことが問題になります。そのため、家で過ごすためのルールを家族全員で共有することがストレスなく過ごすためには大切です。
誰がどの家事をするのか、どういう周期で交代するのか、何時には静かにするかなどルールを決めておくことでみんなで決めたから守らないといけないということでストレスを軽減できます。
家族以外と交流する
実家で家族とずっと過ごしていると些細なことでイライラしやすくなります。そのため、家族以外との交流はストレス発散のために重要です。
友人と週末に遊んだり飲みに行ったり、趣味のサークルやSNSなどオンライン上の人と交流することで発散できます。
実家に戻る際の費用を安くする方法
金銭面の負担を軽減するために実家に戻る際に、引越しのための費用が高くなったら本末転倒です。そのため少し手も安くする方法をご紹介します。
夏か冬に引っ越す
引越しは時期によって費用が異なります。新生活の始まる3月頃や人事異動による転勤の多い9月頃は引越し費用が高くなります。閑散期である冬の12月〜1月や夏の8月は引っ越す人が少ないため引越し費用が安くなります。
引越し費用を抑えるために、夏か冬に引っ越すようにしましょう。
引越し業者は複数社で見積もりをする
引越し業者はたくさんありますが、業者によって費用は大きく異なります。一括見積もりができるサイトを活用して自分の条件で安い引越し業者を選ぶようにしましょう。
業者を選ぶ際は、安いだけでなく口コミや実績も参考に信頼できる業者を選ぶのがポイントです。
引越し前に物を減らしておく
引越しは物が多ければ多いほど費用が高くなります。そのため引越し前に不要な物を処分しておきましょう。
使わなくなった食器や家電製品など、そのまま捨てても良いですがメルカリなどのフリマアプリやオークションサイトで処分してお金に変えておくのがおすすめです。特にテレビや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電は処分しておくと費用を大きく削減できます。
業者に依頼する物を減らす
タオルや衣服、小さい家電などの小型で自分で持ち運べるものは自分で持っていくようにしましょう。業者に依頼する物を大型家具のみにすることで引越し費用を安くすることができます。
実家に戻った後の荷物を整頓する方法
収納ボックスや棚を活用する
家具や家電、本など細かい物が多くて荷物がぐちゃぐちゃになる場合は、収納ボックスや棚を活用しましょう。収納ボックスは100均でも手に入るので気軽に活用できます。
どこに何を入れるのかをわかるようにして、使いたいものがすぐに使えるようにしましょう。
共用スペースと自分の部屋で置くものを分ける
共用スペースと自分の部屋に収納スペースがある場合、何も違いをつけずにごちゃ混ぜにしてしまうことも多いですが、それぞれで置く物を分けるようにしましょう。
例えば、共用スペースには毎日使うようなタオルなどを置いておき、誰かに使われたくない個人のものは自分の部屋に置いておくなど分けておきましょう。
勝手に物を使われるストレスを減らすために、家族全員でルール化しておくと良いです。
一人暮らしから実家に戻るメリット
お金を節約できる
実家に戻れば、一人暮らしでかかる家賃や光熱費、食費などを節約できます。一人暮らしで10万円ほどかかっていた場合、その分を趣味や貯金に全て回せます。
寂しさを解消できる
一人暮らしは1人でいる時間が長く、孤独を感じます。実家暮らしをすれば、寂しい時も周りに家族がいるという安心感があります。
家族で一緒に食事をしたり、週末に遊んだりすることで絆が深まりますし、人とのつながりで精神的にも安心できます。
困った時に頼れる
一人暮らしでは困っても全て1人で対処する必要があります。ネットの設定や家具の組み立てや虫が出た時など、分からない事があっても自分で解決する必要があります。
そんな時に家族がいれば、誰かに頼る事ができます。困った時に頼れる人がいることは生きていく上でとても安心できます。
一人暮らしから実家に戻るデメリット
1人でいられる時間が減る
実家暮らしでは共用部分がありますし、自分の部屋にいても入って来る事があるなどで1人でいられる時間が減ります。
落ち込んでいる時やイライラしている時など、1人でいたい時にも周りに人がいることでストレスを感じることも。趣味や勉強などに集中したい時や、リラックスしたい時に周りが邪魔に感じる事があります。
親から小言を言われる
同じ家に暮らすことで、小言を言われる機会が増えます。仕事や学校など将来のキャリアに関することや、いつ結婚するのか、孫が見たいなどの家族的なことや、朝は何時に起きなさい、何時には寝なさいなどの生活習慣に関することなどです。
相手は良かれと思って言っていたとしても、言われる側は放っておいてほしいものなのでストレスにつながります。
世間体が気になる
親から言われることだけでなく、会社や近所の人などからの世間体も気になります。30代や40代で実家暮らしだと、あの人はいつまで実家にいるの?まだ自立できていないのか?などと思われているのではないかと世間体を気にしてしまうものです。
そんな時は、自分がどうしたいのか、今後どうするのかを考え、周りの言うことは気にしないことが良いです。
一人暮らしから実家に戻った時の貯金テクニック
一人暮らしの固定費をそのまま貯金する
一人暮らしでは家賃や光熱費、食費などがかかります。実家暮らしではその分を貯金に回しましょう。
月10万円の固定費がかかっていた場合は、年間で120万も貯金をする事ができます。
緊急時用のお金を用意する
働けなくなったり、病気になったりした時など緊急でお金が必要になる事があります。そんな時のために緊急時用のお金を用意しておきましょう。
実家暮らしで浮いた分のお金の一部を毎月固定で緊急時用に引いておいて、何かあった時に備えるようにしましょう。
家に入れる金額を決めておく
実家暮らしでも、毎月ある程度のお金を入れておいた方が良いです。平均的に月4万円を入れているところが多いです。
毎月の給料からいくらまでなら入れても良いかを計算して家に入れる金額を決めましょう。
貯金計画を具体的に決めておく
漠然と貯金をしようと考えていると、つい他のことにお金を使ってしまいがちです。そのため、貯金計画は具体的に決めておきましょう。
例えば、1年間で100万円貯金をするなど、金額と時期を具体的に決めておくことで達成しやすくなります。
自動積立を活用する
貯金が苦手な人でもできるテクニックは自動積立です。給料が支払われると同時に、貯金したい額を自動的に積立しておきましょう。
例えば、給料が支払われた時に月5万円を貯金用口座に移すようにしておけば自動で貯金ができます。
家計簿アプリで収支を把握する
自分が何にお金を使っているか分からない人が実は多いです。そのため、収支を把握するために家計簿アプリを使いましょう。
収支を把握すれば、自分がいくら貯金が必要なのか?無駄なお金がないか?を把握でき貯金がしやすくなります。
まとめ
一人暮らしから実家に戻ることによるストレスとその対処法をご紹介しました。
実家に戻ることで金銭的に余裕ができる反面、プライバシーの観点でストレスがかかる事があります。
それぞれのメリット、デメリットを理解して自分にどちらが合っているかを考えましょう。